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端材から画材へ NO.2

2023.06.30

こんにちは、川澄です。

”端”材から”画”材へ

本日は、前回に続いてリサイクル木製パネルについてです。
パネルの仕様等について紹介します。

▽過去編はこちら
木製パネルブログ ~試作品配布編~  ➡ 【コチラ
木製パネルブログ ~木製パネルが出来るまで編~  ➡ 【コチラ

【サイズ】
〇 たてよこ=0号~SM
〇 厚み=17.5mm ~

端材を活用するため、製作可能最大寸法はSMサイズとなります。
厚みは17.5mmが多いですが、発生端材によって変わってきます。

木製パネル| FSMサイズ
木製パネル|厚み17.5mm~

 

木製パネル|S0サイズ

【面材】
ラワンベニヤ、シナベニヤ、ポリエステル化粧板、MDF、天然木突板化粧合板 等

面材:ラワンベニヤ
面材:突板(ホワイトオーク)

面材に関してはラワンやポリ化粧板が多くなりますが、
たまに、シナ、突板仕上のパネルも発生します。【レアものです】
ラワンに比べると突板は綺麗ですね。
アート作品の背景として上手に利用して頂けると嬉しいです。
写真の突板はホワイトオークです。

※ポリエステル化粧合板についての詳細は、
アイカ工業株式会社 公式ホームページへ ➡【コチラ

【下地】
ジェルトン、LVL、ランバーコア合板 等

パネル材料は端材を有効活用するために、
下地材(ジェルトン材、LVL等)の
幅と厚みに関しては端材として発生した状態を”そのまま”利用します。

・幅と厚みを調整することでゴミが出ないようにする
・製作コストをギリギリまで抑える
・同じサイズ及び厚みのパネルを作ることで作業効率を高める

某有名画材屋さんで販売されているパネル FSMサイズ
リサイクル100%木製パネル

表だけ比べると市販品の木製パネルと何ら変わりのない、
リサイクルパネルですが、裏側を見ると決定的な違いがあります。
上記写真の通り、市販品の幅は小さいサイズだと15~20mmが一般的です。
比べてリサイクルパネルは42~45㎜と幅広です。
幅が広くなることで、市販品に比べて重量感は感じます。
手にした際に、若干違和感は感じるとのお声を頂いたこともありますが、
実際の使用感に影響はないと現状では判断しています。
吊かんや板吊等の金物を付けることも問題無く可能です。

【検品】

主なチェック項目としては下記の通りです。

・面材の割れ
・下地の割れ
・バリ確認及び処理(ペーパー当て)
・サイズの確認

現在は試作品のため”PROTOTYPE”表記です
B品は小口等に割れなどがあるものを指す

 

お客様の手に渡るものなので検品は行います。
受取日と工場番号を入れたシールを貼って、最後に割り印を押します。
検品した中でB品と呼ぶものはシールが違います。

B品(当社基準)
・面材の欠け
・下地材の割れ及び欠け
・製作段階における穴等

上記のものはB品として処理します。
パテ等で処理することで十分活用出来るパネルとして判断しています。

材料については、端材を利用しているため”良質”です。
解体現場やゴミ箱から集めた材料を使っているわけではありません。
家具製作段階で発生する端材をそのまま木製パネルの材料として利用しています。
実は、リサイクルと言いながらも材料は新品同然なんです。
今まで廃棄していた端材を利用して製作しているため、
材料コスト”ゼロ” を可能にしています。

以上でドゥジドゥが提案する”100%リサイクル木製パネル”の説明は終了します。
次回は一旦最終回として、
この計画の大切な”想い”の部分について紹介します。

それでは次回のブログでお会いしましょう。

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私がドゥジドゥ代表の川澄です。

 

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